池袋から消えた川”水窪川”の暗渠を巡る。part.1

暗渠探索紀

皆さんこんにちは。今回は東池袋から江戸川橋を流れていた水窪川の暗渠を巡ってきましたので紹介したいと思います。

そもそも暗渠とは何ぞや? という方も多いと思いますのでまず暗渠について説明します。暗渠は開発などによって蓋がされ、地上からは見ることのできなくなった川や用水路などのことです。東京などの都市部ではかつてたくさんの川が流れていましたが、開発が進むにつれて暗渠化され、現在地上から見てもどこを流れているのかわかりません。しかしながら、暗渠周辺にはかつて川があったときに使われていた橋や水門などの跡が残っており、特有の空間の広がっている様子を楽しむことができます。

投稿主はこの暗渠が好きでよく巡っており、今回は東池袋から江戸川橋を流れていた”水窪川”の暗渠を巡りましたので、その時の様子をご紹介いたします。

なお、水窪はそのままミズクボと読みます。浜松に水窪と書いてミサクボと読む地名があるので少しややこしいなと思ってしまいました。

水窪川の流路

地理院地図を加工して作成

水窪川の源流は飲み屋街に

水窪川の源流は池袋駅東口から徒歩5分程度の美久仁小路という飲み屋街にあります。

ココが美久仁小路

ちなみにこのエリアは昔、蟹ヶ窪と呼ばれていたのだそう。

窪のつく地名のある場所は谷地形であることが多いです。川の名残りはこういった場所にも残ります。

美久仁小路の中を進みます。源流は突き当りを左折したところです

こちらが源流と思しき場所。

現在では周りにフェンスが張られており、コンクリートの遺構のようなものが残っています。

ただ、これが川に関係するのかは分かりません…

道の様子をよく見てみると…

浅い谷

美久仁小路を出て先の路地に入ります。

道の様子を見てみてください。浅い谷ができています。

これは水窪川によって作られました。

僅かな高低差なので見逃しがちですが、暗渠巡りをする上で重要です。

なぜここに溝があるのか

谷筋を進むと、このような側溝がありました。

これが暗渠なのかは分かりませんが、谷地形で水が集まりやすい場所なので側溝があるのでしょう。

巣鴨プリズン

首都高速の下をくぐり、先に進むと暗渠らしい場所は無くなります。

この辺りには昔、巣鴨プリズンと呼ばれる刑務所がありました。

パブリックドメイン

その建設の際に川が埋められたようです。

巣鴨プリズンから水窪川へ排水する排水管はIKE・SUNPARK内に残されています。

かつては石垣とともに残っていましたが、石垣が取り壊され、排水管だけ移設されました。

完全に取り壊さず、価値あるものは移設する粋な計らい…ありがたい。

僅かな高低差に注目

この道をよく見ると、交差点の辺りがわずかに谷地形になっています。

今では川があったようには見えない場所ですが、ちゃんと痕跡が残っています。

ぐねぐね道に入ります

細い路地に入ります。ぐねぐねとカーブした道ですね。

これはかつての川の流路を反映しています。これは良い。

謎の広場

途中、謎のスペースがありました。

日光広場という名前らしいです。なぜ日光??

ちょっと謎すぎるのでいろいろ調べてみると、

こういう謎の小さい広場はポケットパークと呼ばれるものだそうです。 住宅が密集しすぎて住環境が悪くなったためつくられたみたいです。

東池袋のポケットパークは辻広場と呼ばれているのだそう。

公園は0.05ha(500m^2)以上という決まりがあるので、公園とは似て非なる存在です。

なぜ日光なのかはわかりませんでした。

それにしても、この独特な雰囲気、とても好きです。

暗渠にありがちな、数段の階段

先に、進みます。

お〜良いですね。ちょっと遠いですが、 数段の小さい階段が見えます。こういう階段も暗渠沿いにはよく見られます。

また、ぐねぐねした道を進みます

床の高さに注目!

左の建物を見ると床が若干高くなっています。

意識しないと気付きませんが、これも恐らく、かつて川が流れていたため

高低差が生じたことによります。

Part.2へ続く…

池袋から消えた川”水窪川”の暗渠を巡る。part.2
こちらの記事はPart.2です。Part.1をまだご覧でない方はそちらからご覧ください。↓Part.1それでは行きましょう。ただの苔だけど…苔生した道こちらの路面を見ると何か違和感を覚えませ...

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